おじいさんのアルバムのひみつ

日曜日の午後、ミカはおじいさんの家に行きました。おじいさんは古いアルバムを出してきて、「これは私の若い頃の写真だよ」と言いました。

ミカは写真を見て、昔の家族や友だちの顔を探しました。でも、写真の中には知らない人もたくさんいました。おじいさんが話す話は昔のことばかりで、難しくてよくわかりませんでした。

「この写真は全部覚えているの？」とミカが聞きました。おじいさんは少し考えてから、「半分は覚えているけど、もう半分は忘れてしまったなあ」と笑いました。

ミカはびっくりしました。おじいさんも忘れることがあるんだと思いました。でも、それは自然なことだと感じました。

そのあと、二人はアルバムの写真を見ながら、おじいさんが話す思い出をゆっくり聞きました。ミカは忘れても大切な気持ちは残るのだと気づきました。おじいさんも少し元気になったようでした。

ミカは家へ帰るとき、また来てもっと話を聞きたいと思いました。楽しい時間はあっという間に過ぎました。